2013年11月14日木曜日

クラブ法人化へ向けて

当初からの想いだが、クラブを法人化したいと思う。

なぜ法人化?

そもそも当クラブは学校の指導者不足で部活休止になった経緯があるが、それ以前に少子高齢化で単独小学校単位での部活動が限界に来ていることは前々から言われていた。

加えて、サッカーはアマチュア連盟なるものが存在せず、日本サッカー協会を頂点とするピラミッド型の組織が出来上がっており、良くも悪くもトップダウンである。

2015年度からはリーグ戦を本格導入するため、ますます日程はハードになる。

ただでさえ教育カリキュラムが増えている教職員が毎週土日に部活の引率をしていたら体を壊し、授業を休むようになり本末転倒である。

そして、当クラブの現状のままであれば、言い方は悪いが、法的にこの組織は代表者である私の私物となる為、万が一私が死ぬような事があれば、 また子供達を路頭に迷わせることになりかねない。

そうならない為クラブを法人化し、クラブを法人のモノにしてしまえば、仮に私が死んだとしても代表者の交代手続きだけで子供たちが影響を受けることは無くなる。

もちろん指導者の育成等の課題も出てくるが、私はとにかく物事は子供を中心にして考えたい。
我が子が卒業するまでは・・・。ではなく、常に地域の受け皿として存在し、地域の子供たちが小さい頃からこのチームに憧れて成長したり、卒団した子供たちが指導者として帰ってきたいと思えるようなクラブにしていきたい。


春からチームをやってみて・・・。
今の子供たちは多くのストレスを抱えている。

健全育成に貢献する為にも、法人化して学習支援や、有識者を招いて子ども達の心の教育等様々な事業を進めていきたいと思う。

この地域が皆が仲良く、生き生きとした地域に生まれ変わることを願っている。 

個人賛助会員、法人賛助会員を募って設立を進めたいと思う。

青森ではまだまだ少ないが、全国的には法人化はスタンダードである。

私自身夢は大きく!

2013年11月11日月曜日

冬の間に

サッカーを出来る体作り。

走る練習もたくさんある。

きつい練習もたくさんある。

そこで100%が出せるかどうか。

練習で100%を出せない選手が試合で100%を出せる訳が無い。

そういう選手は来シーズン出場時間が少なくなるだけ。

必死な子にはどんどんチャンスをあげる。

頑張ろう。

2013年11月1日金曜日

雑草魂

ボストンレッドソックスの上原投手が話題になっています。
中学では陸上部に所属し、高校でも注目を浴びず、大学は一浪して進学・・・。
決して野球エリートではありません。
 でも自分の努力でプロ入りし、その後も活躍を続けてきました。

サッカー界にも雑草魂はいます。

横浜Fマリノスの中沢佑ニ選手は何とサッカーを始めたのが小学6年生。
中学高校と全国への舞台に出ることはありませんでした。
高校卒業後、単身ブラジルへ渡り自分を磨き、紆余曲折の後、ヴェルディの練習生(給料をもらうのでは無く逆に必要な費用を自腹で払う)からプロ契約を勝ち取る。
日本代表に選出されワールドカップにも出ている。

同じく横浜Fマリノスの中村俊輔選手も挫折を味わっています。
中学時代、マリノスジュニアユースに所属していながら、ユースへは昇格出来ず。
桐光学園へ進学し、1年次は雑用も経験。そこから成長し、活躍し高校卒業時には再度マリノスへ入団する。

みんなが大好きな本田圭佑選手もです。
中学時代、ガンバ大阪ジュニアユースに所属していながらユースへは昇格出来ず。
大阪出身でありながら、石川県の星稜高校へ進学し、自分の弱点を克服しプロ入りを勝ち取る。

とたくさん書きましたが、何が言いたいのかというと
『今が全てでは無い!』という事です。
今上手い子供が全員プロになれるか?

答えはなれません。

才能がありながらも、才能に溺れ、努力を忘れ、潰れていった選手をたくさん見てきました。

 『ウサギとカメ』の”カメの行動”を忘れないで下さい。
 今の結果で人生が決まるわけでは無い。
最後まで諦めない奴が最後には勝つんだ!

その為には自分を客観的に見る事。
今の自分に何が足りないのか?
レベルの高い選手と比べてどう違うのか?

自己分析が大切です。

私も才能に溢れた子供達を潰さぬよう満足することなく指導の勉強を続けていきます。

2013年10月30日水曜日

指導者こそ・・・。

今日は自らを反省・・・。

今夏行われた全日本少年サッカー大会の結果を改めて眺めていました。
宮城県代表のベガルタジュニアは別として、東北のチームの勝利数の少なさ。

これを見てふと思う。
『青森県(東北)のサッカーは全国では通用しないのか?』
『天才、柴崎岳は突然変異でたまたま出てきたのか?』

確かに積雪のハンデは否めない。
だが、どちらも否定したい。
昔に比べ屋内でプレーできる環境も増えている。
柴崎選手は自らの努力で成長したのだ。

では全国で通用しないのは何が原因か?

これが今日の反省だが、指導者の努力こそ足りないのだと思う。

指導者自身がもっと日本のトップレベルを知らなければ。
日本代表の試合をテレビで見ることも必要かもしれない。

それより必要なのは、同じ年代のトップレベルを知り、青森のサッカーに何が足りないのかを分析することでは無いかと思う。
恥ずかしながら、うちの子供達とJリーグの下部組織の子供は何が違うのか具体的に説明が出来ない。
生で見たことが無いから分からないのだ。

指導者は決して偉いわけでは無い。

私は子供達に宣言している。
『私の夢はこのチームを全国レベルにする事だ。』

他人に笑われようが関係ない。

今だけを見て、身体能力の高い子や巧い子だけを試合に出して勝ちを追求する気は無い。
全員がレベルアップして全員で全国を獲りに行くのだ。

理想論かもしれない。
でも理想が無ければ成長は無い。

反省して更に育成年代の指導について極めたいと思う。

2013年10月28日月曜日

ジュニア年代におけるゴールキーパー

今日は少し専門的に・・・。
26日に高校サッカー選手権青森県予選の決勝を見に行った。
最近の日本代表の試合を見ていても感じていた同じ違和感があった。

それは、キーパーのポジショニングが良くない事である。

どちらのゴールキーパーもボールに対して微妙にポジションがずれている。
恐らく、50、60cmだろうが、この50、60cmが世界では大きい。

この幅は大体だが、キーパーがセービングする為に必要な予備動作の歩幅である。
 ということは予備動作が一歩遅れているのと同じ事である。

だから日本では入るシュートも世界を相手にすると入らないのだ。

では、どうしたら良いか?
今、日本ではキーパーの指導はキーパーをやったことが無い方でも出来るようにメニューが組まれているが、私はそれを真っ向から否定したい!

キーパーはキーパー出身者にしか育てられない。
これは元イタリア代表の某選手も同じ事を言っている。

点差が開いた時のメンタリティ、雨の中なかなかボールが来ない時のメンタリティ、試合中に相手の癖を見抜きながらポジションを修正する。他にも色々・・・。
キーパーをやったことがない人には分からない精神状態があるのだ。

だからこそ、海外育ちの日本人ゴールキーパーが見てみたい。

まぁ理想を語ってもしょうがないから、まずはキーパースクールでもやろうかな。

ジュニアにはキーパー専門の指導をする必要が無いと皆言いますが、目の前に『俺キーパーが上手くなりたい!』と言う子供がいたら無視できますか?



2013年10月21日月曜日

これだから育成は面白い!

ドリブルのドリルトレーニング(決まった動きの繰り返し)を取り入れて一週間。
昨日は練習試合がありました。

まだまだチームでの動きはやっていないので連動性には課題はあるとして、トレーニングの成果が見えたことに驚いた。
たったの一週間で。

さすがゴールデンエイジ!

今まで蹴って走るようなドリブルだったのが、しっかりとイメージを持ってボールコントロールをしているのが伝ってきた。

もちろんまだミスはある。
でも、『脚のこの場所で、こう動かそう』とイメージを持ってプレーすることが何よりも大切だ。
少しずつ頭と体が一致してくるから。

そしていつも言っているが、前向きなミスは一切怒らない。

試合形式の練習は子供にとってもちろん楽しいものだが、試合の繰り返しだけでは成長出来ない。

子供自身が自分の変化に気付き、自信を持ってくれれば・・・。

でも一つだけ・・・。
いつもながら元気が無い・・・。

まぁ、今後が楽しみだ。

2013年10月19日土曜日

誰のため?何のため?

誰のための練習?
何のための練習?

コーチのため?
大会のため?

違う。

自分の好きなサッカーが巧くなるための練習だ。

試合が無いからとか、教えてくれないから分からないとか・・・
それは違う。

同じことをやっても、試合をイメージして集中して取り組むだけで成長速度は変わる。

今週から取り入れたドリブルトレーニング。
やっていることは同じことの繰り返しだが、 目の前にDFがいることをイメージ出来てる?
ピッチの真ん中とサイドではドリブルが変わるのをイメージ出来てる?
相手を抜いた後のイメージは出来てる?

真剣に取り組んでいる子はたった2回のトレーニングで変化が見え始めている。

『大切なのは何をやるか?』では無く『どうやるか?』である。
 言われたことしかこなせない日本人的感覚のままではダメだ。
練習を巧くこなしたって意味がない。

少し前に教えたリフティングのコツ。
コーチが見ていない時も黙々と取り組んでいる数名は急激に回数が伸びてるよ。

コーチは見えない努力を見つける努力をしています。
頑張った子が損をするチームにはしたくない。

コーチは小学校、中学校とサッカー経験者に教わったことがありません。
それでも自分たちでメニューを考え、試合で修正を重ね、3位に入賞したこともあります。

サッカーは教えてもらうものだと思っていたら成長出来ないよ。

成長のヒントは練習の中でチラチラ見せてます。
それに気づくか気づかないかは君次第。

頑張ろう!