2013年9月29日日曜日

U-12、U-11トレーニングマッチ

今日ラインメール青森さんに声を掛けていただいて、芝生の素晴らしいピッチでトレーニングマッチでした。
(私が小学生の頃は試合と言えば小学校のグラウンドしか無かったので、当時は芝生のピッチで試合をする事が憧れでした・・・。)

まぁ、それは置いといて、最近のU-12の成長は試合をする度に驚かされますね。

特に今日はFWをやった某選手。
これまで悩み続けていたのが吹っ切れたかのようなプレーを見せてくれました。

フリーキックでは練習でやったことも無いトリックプレーを見せてくれたり・・・やっぱり小学生の指導は楽しい!!!と思わせてくれる試合でした。

U-11はコーチから話があった通り、まずは体力の向上ですね!
今の年代は頑張れば頑張った分、成長します。

自分に厳しくトレーニングしましょうね。

さぁ、このあとは15時からU-10のトレーニングだ!!

2013年9月27日金曜日

守破離(しゅはり)

最近子供たちを見ていて、ふとこの言葉が浮かびました。
『守破離(しゅはり)』

日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。日本において左記の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想でもある。
まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚して個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。
(Wikipediaより転用)

新しい事をする際に、簡単なポイントを説明したり、トレーニング中にもすぐに直せるようなアドバイスをしても全く聞かずに我が道を行く子が多い。

確かに私の指導力も足りないだろう。

でもそれほど難しいことは求めていないはず。

ヨーロッパで成功した元日本代表の中田英寿氏はプロ入りしてからもとにかく基本(特にインサイドキック)を繰り返し練習し続けていたと聞いたことがある。

今基礎をおろそかにすると必ず上の年代で後悔する時が来る。

まずは
狙った所に蹴れること。
狙ったボールコントロールが出来ること。
ボールを奪われないこと。

これを徹底するだけでも成長出来ます。

最初の頃、私が遊びでフリーキックでバーやポストを狙っていたのは単なる遊びでは無い何かを感じて欲しいからです。

小学生は少しぐらいサッカーを始めるのが遅くても本人の努力次第で追いつけます。

一つ一つのプレーに「今のプレーはこれで良かったのか?」と自問自答するこだわりが出てくれば、その時その子は素晴らしい選手になっているでしょう。

2013年9月26日木曜日

指導哲学

指導者講習会でこんなことを言われました。
指導がぶれない為に指導哲学(フィロソフィー)を持ちなさいと。
講習会の中での筆記試験でも出題されました。

私が頭に浮かんだのが、旧日本海軍連合艦隊司令長官の山本五十六氏の言葉です。
※軍事マニアではありませんので誤解しないで下さい。
 名言ですのでご存知の方もいるかもしれません。

『やってみせ 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば人は動かじ』

これが有名なフレーズですが、実は続きがあります。

『話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば人は育たず』

これをフィロソフィーとしています。

やってみせ(デモンストレーション)、言って聞かせて(簡潔なポイントの説明)させてみて(チャレンジ)、褒めてやらねば人は動かじ(褒めることにより子供は成功体験を積み重ねる)

話し合い(子供と意見交換する)、耳を傾け(子供の話を聞く)、承認し(意見を認めてあげる)、任せてやらねば人は育たず。(ポジションを決めさせたり、試合の合間の過ごし方にも細かい指示はしない。)

こんな感じですかね。

私も子を持つ親ですので、我が子が可愛い気持ちはじゅうぶん分かるし、何でもやってあげたくなります。

でも、年齢から考えたって親の方が先に死ぬのだから、いつか子供達は自分の足で人生を歩んでいかなければならないんです。

果たして親が全てをやってあげることが愛情でしょうか?
大人になっても親の判断が無ければ動けない子供が社会で通用するとは思えません。
愛情のつもりが、結果的に親のエゴだったりする事もあるので私も気を付けなければと思います。

私も常々息子に言っています。
『俺はいつ死ぬか分からないから、自分自身で生きる力を身につけろ。』
まだまだ出来てませんがね。

昔、武田鉄矢が言っていましたが『親』という字の通り、木の上に立って見るぐらいの距離感が親子にはちょうど良いんだよと。

私も指導の中で、なかなか成果が出ない時には、ここのポジションはこう動きなさいと細かい指示をすればどんなに楽だろうかと考えてしまいます。
でもそれをやってしまうと、その子供は言われた動きしか出来ないプレイヤーになってしまいます。

子供たちがこの先どんな指導者や教師、会社の上司に出会っても戸惑うことなく順応出来るよう、今後も自分自身に考えさせ、柔軟性のある人間を育てていきたいと思います。






2013年9月22日日曜日

ハードな土曜日

昨日はハードな一日でした。
午前はサルーテさん、アネーロさんとトレーニングマッチ。
午後は浦町さんとトレーニングマッチでした。
17時過ぎに全日程を終えてからの・・・。19時から体育館でフットサルトレーニング。

ハードでしたが日曜、月曜とオフになるし、10月中旬の大会に合わせて一度疲労ををピークまで持って行きたかったんです。

トレーニングマッチは収穫があったり、課題が見えたりです。

U-12は今年一番のナイスゲームで、審判をやりながら子供達の成長に目頭が熱くなっていました!
U-11は今の段階では細かいアドバイスはしません。
とにかくそれぞれの脳みそをフルに回転させて
何が足りないのか?
どうすれば良いのかを考えてもらいます。

U-10、U-9については、今はチャレンジの時期です。練習でドリブルをやっているのに試合でドリブルにチャレンジしなければ意味がありません。
練習は全て試合の為にやっているんですよ!

今後は各年代もどんどんチャレンジしていく中でそれぞれのストロングポイントを見つけてもらいたいと思います。
ミスはプロでもあります。
大切なのはミスの後のプレーですよ!
私は積極的なミスには一切怒りません。


今後もコーチから何かを教えられるのを待っているのではなく、ボールに触れながら、自ら色々なことを感じ取って欲しいと思います。

☆朝早くからテント設営や子供の送迎等のご協力をしてくれた父兄の皆様、ありがとうございました。

2013年9月19日木曜日

育成の重み

最近つくづく感じます・・・育成の重みを。
うちのチームの大半は始めて出会ったサッカー経験のある指導者が私なんですよね。
私の価値観で子供たちのサッカー観が作られるんですね。
中途半端な気持ちで接するのは子供たちに大変失礼な事です。

という事でチームが出来て以来、連日連夜、資料を読んだり、動画で子供の参考になる動画を探したりと色んな事をしています。

でも・・・。先日の日本VSウルグアイを見て衝撃を受けました。

今の日本のサッカーは世界で通用しないんです。

日本の組織力が南米の個に切り裂かれる姿を何度も見せられました。

やっぱり、指導するからには世界に通用する人間を育てたいですね!
日本人特有の美徳が時には指導の邪魔をする事もありますしね。
こちらも子供が他人と違うことをやる勇気を認めてあげたい。

という事で話があちこちに飛びましたが・・・。
グローバルに締めたいと思います。

私の子供の頃からのヒーローで今も現役で活躍するサッカー選手、三浦カズさんが某CMで叫んでいた懐かしい言葉です。

Vamo la!!!

2013年9月18日水曜日

目と判断力の関連性

難しいタイトルですが、今日は日頃の指導について反省中です。
指導の現場でよく『判断が悪い』、『判断が遅い』と言ってしまいますが、ふと考えました。

そもそもサッカーにおける判断ってなんでしょうか?
サッカー経験の多い指導者は
『そこでボールを持ったらここを見るでしょ?』とか
『こう動いてもらわなきゃ』
と頭の中でイメージを持っているからこそ簡単に判断が悪いと言ってしまいがちです。

サッカーにおける判断とは
”置かれた状況に応じて数ある選択肢の中から最善のプレーをする事”
なんてのが模範解答ですかね?

これについて
小学生が選択肢を複数持てているのか?
何が最善か分かるのか?
 という事に疑問を感じました。

そこで小学生向けに噛み砕くと
判断とは
”自分が持っている情報と目で見た情報を結びつける情報処理能力”と考えてみましょう。

自分が情報を多く持つ為にはたくさん試合を見た方が良いです。
味方が何を考えているのかたくさんコミュニケーションを取った方が良いです。
プロのプレーを真似するなんてのも良いと思います。

そして、本題の”目で見る”ですが
テレビ・ネット・携帯・ゲームが普及していますが、全て眼球の動きは一点集中です。
つまり、眼球の動きがほとんどないんです。

火曜日のトレーニング時に眼球の鍛え方は教えました。

継続は力なり!
騙されたと思って続けて見てください。
少しずつ視野が広くなり、試合中に周りの状況が良く見えるようになってきますよ。
 

今出来る事・・・

体は急に大きくならない。
 身体能力は急に高くならない。
 技術は急に上手くならない。
 でも・・・今すぐ出来ることはある。

 それは『声を出すこと』。
 恥ずかしいとか、何を言って良いか分からないとかそんなの関係ありません。
 みんなから良く聞こえるのが『俺は指示してるんだけど動いてくれない。』。
 声とは相手に伝わって始めて効果があるんです。
伝わらない声は独り言と同じですよ。
 浦和レッズの槙野選手のように声を武器にする選手が出てくれば良いのに。
 今出来ることは今やる。
上手くなる為にはその積み重ねしかありません。

 戸山FCでは練習試合のお誘いをお待ちしております。
 お問い合わせはこちらまで
(PC)spbe9e49@leaf.ocn.ne.jp(代表 吉澤)
 その他チームに関するお問い合わせもこのアドレスへご連絡ください。

このブログが出来た事は自チームにも知らせていません(^_^;)
ひっそりと子供たちに伝えたいことを書き続けていきます。