2013年11月14日木曜日

クラブ法人化へ向けて

当初からの想いだが、クラブを法人化したいと思う。

なぜ法人化?

そもそも当クラブは学校の指導者不足で部活休止になった経緯があるが、それ以前に少子高齢化で単独小学校単位での部活動が限界に来ていることは前々から言われていた。

加えて、サッカーはアマチュア連盟なるものが存在せず、日本サッカー協会を頂点とするピラミッド型の組織が出来上がっており、良くも悪くもトップダウンである。

2015年度からはリーグ戦を本格導入するため、ますます日程はハードになる。

ただでさえ教育カリキュラムが増えている教職員が毎週土日に部活の引率をしていたら体を壊し、授業を休むようになり本末転倒である。

そして、当クラブの現状のままであれば、言い方は悪いが、法的にこの組織は代表者である私の私物となる為、万が一私が死ぬような事があれば、 また子供達を路頭に迷わせることになりかねない。

そうならない為クラブを法人化し、クラブを法人のモノにしてしまえば、仮に私が死んだとしても代表者の交代手続きだけで子供たちが影響を受けることは無くなる。

もちろん指導者の育成等の課題も出てくるが、私はとにかく物事は子供を中心にして考えたい。
我が子が卒業するまでは・・・。ではなく、常に地域の受け皿として存在し、地域の子供たちが小さい頃からこのチームに憧れて成長したり、卒団した子供たちが指導者として帰ってきたいと思えるようなクラブにしていきたい。


春からチームをやってみて・・・。
今の子供たちは多くのストレスを抱えている。

健全育成に貢献する為にも、法人化して学習支援や、有識者を招いて子ども達の心の教育等様々な事業を進めていきたいと思う。

この地域が皆が仲良く、生き生きとした地域に生まれ変わることを願っている。 

個人賛助会員、法人賛助会員を募って設立を進めたいと思う。

青森ではまだまだ少ないが、全国的には法人化はスタンダードである。

私自身夢は大きく!

2013年11月11日月曜日

冬の間に

サッカーを出来る体作り。

走る練習もたくさんある。

きつい練習もたくさんある。

そこで100%が出せるかどうか。

練習で100%を出せない選手が試合で100%を出せる訳が無い。

そういう選手は来シーズン出場時間が少なくなるだけ。

必死な子にはどんどんチャンスをあげる。

頑張ろう。

2013年11月1日金曜日

雑草魂

ボストンレッドソックスの上原投手が話題になっています。
中学では陸上部に所属し、高校でも注目を浴びず、大学は一浪して進学・・・。
決して野球エリートではありません。
 でも自分の努力でプロ入りし、その後も活躍を続けてきました。

サッカー界にも雑草魂はいます。

横浜Fマリノスの中沢佑ニ選手は何とサッカーを始めたのが小学6年生。
中学高校と全国への舞台に出ることはありませんでした。
高校卒業後、単身ブラジルへ渡り自分を磨き、紆余曲折の後、ヴェルディの練習生(給料をもらうのでは無く逆に必要な費用を自腹で払う)からプロ契約を勝ち取る。
日本代表に選出されワールドカップにも出ている。

同じく横浜Fマリノスの中村俊輔選手も挫折を味わっています。
中学時代、マリノスジュニアユースに所属していながら、ユースへは昇格出来ず。
桐光学園へ進学し、1年次は雑用も経験。そこから成長し、活躍し高校卒業時には再度マリノスへ入団する。

みんなが大好きな本田圭佑選手もです。
中学時代、ガンバ大阪ジュニアユースに所属していながらユースへは昇格出来ず。
大阪出身でありながら、石川県の星稜高校へ進学し、自分の弱点を克服しプロ入りを勝ち取る。

とたくさん書きましたが、何が言いたいのかというと
『今が全てでは無い!』という事です。
今上手い子供が全員プロになれるか?

答えはなれません。

才能がありながらも、才能に溺れ、努力を忘れ、潰れていった選手をたくさん見てきました。

 『ウサギとカメ』の”カメの行動”を忘れないで下さい。
 今の結果で人生が決まるわけでは無い。
最後まで諦めない奴が最後には勝つんだ!

その為には自分を客観的に見る事。
今の自分に何が足りないのか?
レベルの高い選手と比べてどう違うのか?

自己分析が大切です。

私も才能に溢れた子供達を潰さぬよう満足することなく指導の勉強を続けていきます。

2013年10月30日水曜日

指導者こそ・・・。

今日は自らを反省・・・。

今夏行われた全日本少年サッカー大会の結果を改めて眺めていました。
宮城県代表のベガルタジュニアは別として、東北のチームの勝利数の少なさ。

これを見てふと思う。
『青森県(東北)のサッカーは全国では通用しないのか?』
『天才、柴崎岳は突然変異でたまたま出てきたのか?』

確かに積雪のハンデは否めない。
だが、どちらも否定したい。
昔に比べ屋内でプレーできる環境も増えている。
柴崎選手は自らの努力で成長したのだ。

では全国で通用しないのは何が原因か?

これが今日の反省だが、指導者の努力こそ足りないのだと思う。

指導者自身がもっと日本のトップレベルを知らなければ。
日本代表の試合をテレビで見ることも必要かもしれない。

それより必要なのは、同じ年代のトップレベルを知り、青森のサッカーに何が足りないのかを分析することでは無いかと思う。
恥ずかしながら、うちの子供達とJリーグの下部組織の子供は何が違うのか具体的に説明が出来ない。
生で見たことが無いから分からないのだ。

指導者は決して偉いわけでは無い。

私は子供達に宣言している。
『私の夢はこのチームを全国レベルにする事だ。』

他人に笑われようが関係ない。

今だけを見て、身体能力の高い子や巧い子だけを試合に出して勝ちを追求する気は無い。
全員がレベルアップして全員で全国を獲りに行くのだ。

理想論かもしれない。
でも理想が無ければ成長は無い。

反省して更に育成年代の指導について極めたいと思う。

2013年10月28日月曜日

ジュニア年代におけるゴールキーパー

今日は少し専門的に・・・。
26日に高校サッカー選手権青森県予選の決勝を見に行った。
最近の日本代表の試合を見ていても感じていた同じ違和感があった。

それは、キーパーのポジショニングが良くない事である。

どちらのゴールキーパーもボールに対して微妙にポジションがずれている。
恐らく、50、60cmだろうが、この50、60cmが世界では大きい。

この幅は大体だが、キーパーがセービングする為に必要な予備動作の歩幅である。
 ということは予備動作が一歩遅れているのと同じ事である。

だから日本では入るシュートも世界を相手にすると入らないのだ。

では、どうしたら良いか?
今、日本ではキーパーの指導はキーパーをやったことが無い方でも出来るようにメニューが組まれているが、私はそれを真っ向から否定したい!

キーパーはキーパー出身者にしか育てられない。
これは元イタリア代表の某選手も同じ事を言っている。

点差が開いた時のメンタリティ、雨の中なかなかボールが来ない時のメンタリティ、試合中に相手の癖を見抜きながらポジションを修正する。他にも色々・・・。
キーパーをやったことがない人には分からない精神状態があるのだ。

だからこそ、海外育ちの日本人ゴールキーパーが見てみたい。

まぁ理想を語ってもしょうがないから、まずはキーパースクールでもやろうかな。

ジュニアにはキーパー専門の指導をする必要が無いと皆言いますが、目の前に『俺キーパーが上手くなりたい!』と言う子供がいたら無視できますか?



2013年10月21日月曜日

これだから育成は面白い!

ドリブルのドリルトレーニング(決まった動きの繰り返し)を取り入れて一週間。
昨日は練習試合がありました。

まだまだチームでの動きはやっていないので連動性には課題はあるとして、トレーニングの成果が見えたことに驚いた。
たったの一週間で。

さすがゴールデンエイジ!

今まで蹴って走るようなドリブルだったのが、しっかりとイメージを持ってボールコントロールをしているのが伝ってきた。

もちろんまだミスはある。
でも、『脚のこの場所で、こう動かそう』とイメージを持ってプレーすることが何よりも大切だ。
少しずつ頭と体が一致してくるから。

そしていつも言っているが、前向きなミスは一切怒らない。

試合形式の練習は子供にとってもちろん楽しいものだが、試合の繰り返しだけでは成長出来ない。

子供自身が自分の変化に気付き、自信を持ってくれれば・・・。

でも一つだけ・・・。
いつもながら元気が無い・・・。

まぁ、今後が楽しみだ。

2013年10月19日土曜日

誰のため?何のため?

誰のための練習?
何のための練習?

コーチのため?
大会のため?

違う。

自分の好きなサッカーが巧くなるための練習だ。

試合が無いからとか、教えてくれないから分からないとか・・・
それは違う。

同じことをやっても、試合をイメージして集中して取り組むだけで成長速度は変わる。

今週から取り入れたドリブルトレーニング。
やっていることは同じことの繰り返しだが、 目の前にDFがいることをイメージ出来てる?
ピッチの真ん中とサイドではドリブルが変わるのをイメージ出来てる?
相手を抜いた後のイメージは出来てる?

真剣に取り組んでいる子はたった2回のトレーニングで変化が見え始めている。

『大切なのは何をやるか?』では無く『どうやるか?』である。
 言われたことしかこなせない日本人的感覚のままではダメだ。
練習を巧くこなしたって意味がない。

少し前に教えたリフティングのコツ。
コーチが見ていない時も黙々と取り組んでいる数名は急激に回数が伸びてるよ。

コーチは見えない努力を見つける努力をしています。
頑張った子が損をするチームにはしたくない。

コーチは小学校、中学校とサッカー経験者に教わったことがありません。
それでも自分たちでメニューを考え、試合で修正を重ね、3位に入賞したこともあります。

サッカーは教えてもらうものだと思っていたら成長出来ないよ。

成長のヒントは練習の中でチラチラ見せてます。
それに気づくか気づかないかは君次第。

頑張ろう!



2013年10月16日水曜日

方向性

結果が伴わず、父兄の皆様に申し訳なく思う今日この頃。
とは言っても立ち止まってはいられないので、相変わらず勉強の毎日です。

まだサッカー経験者にしか分からないようですが子供達は着実に変化しているんです。

私がチームで勝つことを最優先にしていなかったのでなかなか勝てないんです。

私の理想のサッカーを押し付けること。
勝つための戦術指導をすること。

これを求める人はたくさんいると思います。きっと子供の中にも『どうやって動けば良いのか細かく教えてよ!』と思っている子もいるかも知れません。

でもあえてそれを教えずに考える力を養ってもらおうと思っています。

が、しかし・・・。

成功体験(勝利)を経験した方がもっと成長曲線が大きく上向くのであれば、一度細かい戦術を指導して勝利を追求するのも良いのかな・・・。

ハッキリと言えるのは今の子供達はとにかくメンタルが弱い!
だからサッカーが嫌いにならないよう、心を折らないように接して来ました。

もうこれはやめます。

サッカーが好きで上手くなりたいと強く願うなら厳しい指導にも耐えるはず。

厳しさの裏側にはちゃんと君たちに対する愛情がありますから(笑)

2013年10月14日月曜日

大会参加

13、14日とU-12、U-10の大会がありました。
結果はどちらもグループリーグ通過ならず・・・。

今は結果は良いんです。
今は・・・ね!

特に今日のU-10には最後にきつく言いました。
『点を取るとか、ゴールを守るとか言う前に、まずは目の前の相手と闘ってる?』

取られたくないから取りあえず敵がいない所に蹴ってみたり、届かないと分かっている場所から取りあえずシュートしたり・・・。
それじゃあ試合には勝てません。

トラップ
パス・シュート
ドリブル

何か考えてプレーしてる?

何となく止めて、何となく蹴って、何となく前に進むのはダメだよ。

『取りあえず』と『何となく』は厳禁です!

全てのプレーの判断にこだわりを持ちましょう。

こだわって判断したプレーはコーチに伝わります。
こだわって判断したプレーは例え間違った判断でも怒りません。

君たちがこだわらないことにはコーチはこだわった指導が出来ません。

『もっと走ろうよ!』、『抜かれても追いかけようよ!』
これはサッカーの指導ではありません。

みんなが闘う気持ちになればこんな事言う必要は無い。


今日は1学年下の3年生の好プレーが目立ちました。

どんな体勢からでも必死にゴールを狙うストライカー。
小さな体で大きなチャレンジを仕掛けるドリブラー。
最近クラブに入ったばかりでルールも分からないけど必死に相手ボールを奪うディフェンダー。
 
3年生は『個性』が見え始めました!

みんなが同じプレーをする必要は無い。 
まずは自分の得意なプレーを見つけて目の前の相手に勝とう!
  

2013年10月11日金曜日

育成年代の指導=叱ること?

試合中の子供に対して細かく指導する方がいます。
考え方は人それぞれ。
それは否定しません。

ただ、私はこの年代に叱ることは必要ないと思います。

叱らないという事ではありません。

他人を傷つける。
年下の面倒を見ようとしない。
自分の用具を粗末にする。

人間としてやってはいけないことは少しだけ長く生きている人間として叱りますよ。

選手は指導者の表現の道具では無い。

チームが強くなろうが別に指導者として地位や名声が欲しいわけでは無い。

接している子供が将来『このチームで良かった!』大人になった彼らがそう言ってくれることだけが
人生の楽しみだ。

変な話だが、自分が死んだ時に葬式に顔を出してくれる子が増えれば良い。

葬式は世話になった人だと感じなければ行こうと思わないでしょ?

君たちが自ら判断してやったプレーは否定しませんよ。
全て認めて行きます。

だから・・・。

もっともっと大きく育て!



2013年10月9日水曜日

啐啄同時(そったくどうじ)

禅語だそうです。

啐・・・今まさに生まれ出ようとひな鳥が内側から卵をつつく様子。
啄・・・ひな鳥の様子を察した親鳥が外側から卵をつつく様子。

何が言いたいか。

ひな鳥(子供たち)自ら卵をつつかなければ、親鳥(指導者)は外から卵をつつきませんよ。

自ら学ぶ姿勢は出来ているか?

練習開始時点で闘う気持ちの準備は出来ているか?

何も準備が出来ていないのに、コーチは何も教えてくれないと思わないこと。

準備が整った子には少しずつレベルの高いことを教えていきます。
 
準備が整っていない子には何も言いません。
ただひたすら気付いて変わってくれるのを待ちます。

だって・・・。
怒鳴りつけて無理やり話を聞く姿勢を作らせたところで、それは表面的なものでしかないから。

心の底から『上手くなりたい!』『強くなりたい!』と思ってくれるのを待っています。

火曜日の練習で言いましたね?

横になってテレビを見ながらポテチを食っている子が『俺Jリーガーになる!』って言ってもなれると思いますか?

言葉とは便利なもので、口では何とでも言えます。

コーチの見ている前でだけきちんとやろうとしているようではまだまだですよ。

ボールを蹴る音・声・雰囲気。
コーチは練習中、目で見るだけではなく色々な事を感じています。

背中を向けているからみんなを見ていないかと思えば大間違いですよ。

理想は・・・親鳥が準備をする前に自ら卵を割って飛び出してこい!

日本人の9歳の中井くんがレアルマドリードの下部組織に入団が決まりました。
すでにバルサで活躍している12歳の久保くんも同世代です。


君たちの変化に期待しています。

2013年10月3日木曜日

チームワークを考える

サッカーは団体競技。
チームワークは大切だ!なんて言われますが、では『チームワーク』とは何でしょうか?

多分、仲が良い事。と考える方が多いのではないでしょうか?
私も以前まではそうでした。

ですが、元プロ野球選手の桑田真澄氏(だったはず)が考える『チームワーク』というものを聞いてなるほどなと考えが変化しました。

うろ覚えなので表現は若干違うかも知れませんが『個々に与えられた役目を全うする事。この集合体がチームワークになる。』 というものです。

仲が良い事なんて一言も出ていません。

例えばサッカーで言うと、DFで試合に出たならば、必死で相手に食らいつき体を張ってでもゴールを死守するとか、FWで出たならば、綺麗なゴールじゃなくても良いから必死にゴールを狙い続けるとか・・・。

今の自分のベストを尽くす事が大切なんですね。

仲が良いのは非常に良い事ですが、仲が良いから手を抜いた味方を許していて良いのですか?
ダメな時はダメだと言い合えるのが本当の仲間では無いのですか?

楽しい時だけ一緒に過ごして、その子が本当にツラい時離れていくのは本当の仲間ではありません。

・自分の役割を全うする(ベストを出す)
・本当の仲間を作る

相手を心から想う気持ちがあれば決して難しいことではありません。
まずはこれを目指そう!







2013年10月1日火曜日

理想のチーム像

最近考えています
これについては人それぞれ価値観が違います。

ドリブルに特化したチーム

パスに特化したチーム

守備の固いチーム

私もチームをやるにあたって色々試行錯誤しましたが、一つの結論が出ました。

個人技をバランス良く習得しながらも、その時々で最善のプレーを選択出来る選手

これだな!

戦術的なチームのスタイルはあえて作りません。

だって・・・。

学年ごとに個性が違えば、やるサッカーだって変わるはずだから。

そして選手たちはこれから先どんな指導者に出逢うか分かりません。

その指導者によって理想のサッカーや好みのプレーはあります。

どんな指導者と出逢っても、その理想や好みを凌駕するようなプレイヤーになればどこのチームでも試合に出ることが出来ます。

だからこそ、うちのチームでは固定観念を持たせないよう柔軟性のある選手を育てたいんです。

と理想を語りましたが、その時々で最善なプレーをするというのは私生活でも同じですよ

今自分が何をするべきなのか?
国語の時間に算数の教科書は開きませんよね?

これをオフザピッチ(サッカー以外の場所)でそれぞれ意識して生活すると更に成長が加速するかもね!

家でもお父さん・お母さんに細かく言われるまで何も行動出来ない子は今すぐ意識を変えましょう!






2013年9月29日日曜日

U-12、U-11トレーニングマッチ

今日ラインメール青森さんに声を掛けていただいて、芝生の素晴らしいピッチでトレーニングマッチでした。
(私が小学生の頃は試合と言えば小学校のグラウンドしか無かったので、当時は芝生のピッチで試合をする事が憧れでした・・・。)

まぁ、それは置いといて、最近のU-12の成長は試合をする度に驚かされますね。

特に今日はFWをやった某選手。
これまで悩み続けていたのが吹っ切れたかのようなプレーを見せてくれました。

フリーキックでは練習でやったことも無いトリックプレーを見せてくれたり・・・やっぱり小学生の指導は楽しい!!!と思わせてくれる試合でした。

U-11はコーチから話があった通り、まずは体力の向上ですね!
今の年代は頑張れば頑張った分、成長します。

自分に厳しくトレーニングしましょうね。

さぁ、このあとは15時からU-10のトレーニングだ!!

2013年9月27日金曜日

守破離(しゅはり)

最近子供たちを見ていて、ふとこの言葉が浮かびました。
『守破離(しゅはり)』

日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。日本において左記の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想でもある。
まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚して個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。
(Wikipediaより転用)

新しい事をする際に、簡単なポイントを説明したり、トレーニング中にもすぐに直せるようなアドバイスをしても全く聞かずに我が道を行く子が多い。

確かに私の指導力も足りないだろう。

でもそれほど難しいことは求めていないはず。

ヨーロッパで成功した元日本代表の中田英寿氏はプロ入りしてからもとにかく基本(特にインサイドキック)を繰り返し練習し続けていたと聞いたことがある。

今基礎をおろそかにすると必ず上の年代で後悔する時が来る。

まずは
狙った所に蹴れること。
狙ったボールコントロールが出来ること。
ボールを奪われないこと。

これを徹底するだけでも成長出来ます。

最初の頃、私が遊びでフリーキックでバーやポストを狙っていたのは単なる遊びでは無い何かを感じて欲しいからです。

小学生は少しぐらいサッカーを始めるのが遅くても本人の努力次第で追いつけます。

一つ一つのプレーに「今のプレーはこれで良かったのか?」と自問自答するこだわりが出てくれば、その時その子は素晴らしい選手になっているでしょう。

2013年9月26日木曜日

指導哲学

指導者講習会でこんなことを言われました。
指導がぶれない為に指導哲学(フィロソフィー)を持ちなさいと。
講習会の中での筆記試験でも出題されました。

私が頭に浮かんだのが、旧日本海軍連合艦隊司令長官の山本五十六氏の言葉です。
※軍事マニアではありませんので誤解しないで下さい。
 名言ですのでご存知の方もいるかもしれません。

『やってみせ 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば人は動かじ』

これが有名なフレーズですが、実は続きがあります。

『話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば人は育たず』

これをフィロソフィーとしています。

やってみせ(デモンストレーション)、言って聞かせて(簡潔なポイントの説明)させてみて(チャレンジ)、褒めてやらねば人は動かじ(褒めることにより子供は成功体験を積み重ねる)

話し合い(子供と意見交換する)、耳を傾け(子供の話を聞く)、承認し(意見を認めてあげる)、任せてやらねば人は育たず。(ポジションを決めさせたり、試合の合間の過ごし方にも細かい指示はしない。)

こんな感じですかね。

私も子を持つ親ですので、我が子が可愛い気持ちはじゅうぶん分かるし、何でもやってあげたくなります。

でも、年齢から考えたって親の方が先に死ぬのだから、いつか子供達は自分の足で人生を歩んでいかなければならないんです。

果たして親が全てをやってあげることが愛情でしょうか?
大人になっても親の判断が無ければ動けない子供が社会で通用するとは思えません。
愛情のつもりが、結果的に親のエゴだったりする事もあるので私も気を付けなければと思います。

私も常々息子に言っています。
『俺はいつ死ぬか分からないから、自分自身で生きる力を身につけろ。』
まだまだ出来てませんがね。

昔、武田鉄矢が言っていましたが『親』という字の通り、木の上に立って見るぐらいの距離感が親子にはちょうど良いんだよと。

私も指導の中で、なかなか成果が出ない時には、ここのポジションはこう動きなさいと細かい指示をすればどんなに楽だろうかと考えてしまいます。
でもそれをやってしまうと、その子供は言われた動きしか出来ないプレイヤーになってしまいます。

子供たちがこの先どんな指導者や教師、会社の上司に出会っても戸惑うことなく順応出来るよう、今後も自分自身に考えさせ、柔軟性のある人間を育てていきたいと思います。






2013年9月22日日曜日

ハードな土曜日

昨日はハードな一日でした。
午前はサルーテさん、アネーロさんとトレーニングマッチ。
午後は浦町さんとトレーニングマッチでした。
17時過ぎに全日程を終えてからの・・・。19時から体育館でフットサルトレーニング。

ハードでしたが日曜、月曜とオフになるし、10月中旬の大会に合わせて一度疲労ををピークまで持って行きたかったんです。

トレーニングマッチは収穫があったり、課題が見えたりです。

U-12は今年一番のナイスゲームで、審判をやりながら子供達の成長に目頭が熱くなっていました!
U-11は今の段階では細かいアドバイスはしません。
とにかくそれぞれの脳みそをフルに回転させて
何が足りないのか?
どうすれば良いのかを考えてもらいます。

U-10、U-9については、今はチャレンジの時期です。練習でドリブルをやっているのに試合でドリブルにチャレンジしなければ意味がありません。
練習は全て試合の為にやっているんですよ!

今後は各年代もどんどんチャレンジしていく中でそれぞれのストロングポイントを見つけてもらいたいと思います。
ミスはプロでもあります。
大切なのはミスの後のプレーですよ!
私は積極的なミスには一切怒りません。


今後もコーチから何かを教えられるのを待っているのではなく、ボールに触れながら、自ら色々なことを感じ取って欲しいと思います。

☆朝早くからテント設営や子供の送迎等のご協力をしてくれた父兄の皆様、ありがとうございました。

2013年9月19日木曜日

育成の重み

最近つくづく感じます・・・育成の重みを。
うちのチームの大半は始めて出会ったサッカー経験のある指導者が私なんですよね。
私の価値観で子供たちのサッカー観が作られるんですね。
中途半端な気持ちで接するのは子供たちに大変失礼な事です。

という事でチームが出来て以来、連日連夜、資料を読んだり、動画で子供の参考になる動画を探したりと色んな事をしています。

でも・・・。先日の日本VSウルグアイを見て衝撃を受けました。

今の日本のサッカーは世界で通用しないんです。

日本の組織力が南米の個に切り裂かれる姿を何度も見せられました。

やっぱり、指導するからには世界に通用する人間を育てたいですね!
日本人特有の美徳が時には指導の邪魔をする事もありますしね。
こちらも子供が他人と違うことをやる勇気を認めてあげたい。

という事で話があちこちに飛びましたが・・・。
グローバルに締めたいと思います。

私の子供の頃からのヒーローで今も現役で活躍するサッカー選手、三浦カズさんが某CMで叫んでいた懐かしい言葉です。

Vamo la!!!

2013年9月18日水曜日

目と判断力の関連性

難しいタイトルですが、今日は日頃の指導について反省中です。
指導の現場でよく『判断が悪い』、『判断が遅い』と言ってしまいますが、ふと考えました。

そもそもサッカーにおける判断ってなんでしょうか?
サッカー経験の多い指導者は
『そこでボールを持ったらここを見るでしょ?』とか
『こう動いてもらわなきゃ』
と頭の中でイメージを持っているからこそ簡単に判断が悪いと言ってしまいがちです。

サッカーにおける判断とは
”置かれた状況に応じて数ある選択肢の中から最善のプレーをする事”
なんてのが模範解答ですかね?

これについて
小学生が選択肢を複数持てているのか?
何が最善か分かるのか?
 という事に疑問を感じました。

そこで小学生向けに噛み砕くと
判断とは
”自分が持っている情報と目で見た情報を結びつける情報処理能力”と考えてみましょう。

自分が情報を多く持つ為にはたくさん試合を見た方が良いです。
味方が何を考えているのかたくさんコミュニケーションを取った方が良いです。
プロのプレーを真似するなんてのも良いと思います。

そして、本題の”目で見る”ですが
テレビ・ネット・携帯・ゲームが普及していますが、全て眼球の動きは一点集中です。
つまり、眼球の動きがほとんどないんです。

火曜日のトレーニング時に眼球の鍛え方は教えました。

継続は力なり!
騙されたと思って続けて見てください。
少しずつ視野が広くなり、試合中に周りの状況が良く見えるようになってきますよ。
 

今出来る事・・・

体は急に大きくならない。
 身体能力は急に高くならない。
 技術は急に上手くならない。
 でも・・・今すぐ出来ることはある。

 それは『声を出すこと』。
 恥ずかしいとか、何を言って良いか分からないとかそんなの関係ありません。
 みんなから良く聞こえるのが『俺は指示してるんだけど動いてくれない。』。
 声とは相手に伝わって始めて効果があるんです。
伝わらない声は独り言と同じですよ。
 浦和レッズの槙野選手のように声を武器にする選手が出てくれば良いのに。
 今出来ることは今やる。
上手くなる為にはその積み重ねしかありません。

 戸山FCでは練習試合のお誘いをお待ちしております。
 お問い合わせはこちらまで
(PC)spbe9e49@leaf.ocn.ne.jp(代表 吉澤)
 その他チームに関するお問い合わせもこのアドレスへご連絡ください。

このブログが出来た事は自チームにも知らせていません(^_^;)
ひっそりと子供たちに伝えたいことを書き続けていきます。